大分県で矯正歯科医院選びで悩んでる方へ最新の情報を配信しています。

インビザライン矯正治療の流れ

近年、矯正治療の中でも多くの方が治療を受けているのが「インビザライン」というマウスピース型の矯正治療です。マウスピース矯正治療は他にも種類があるのですが、インビザラインは高度な治療計画をデジタル上で作成することができ、治療開始から治療後までの歯の動きをシミュレーションによって再現することが可能です。さらに2週間ごとに交換するアライナーというマウスピースも、治療前の段階で全て出来上がっていることから、再度歯型をとる必要がありません。ですので、矯正治療をよりスムーズで正確におこなうことができるのです。

現在、多くの歯科医院がインビザライン矯正治療を取り入れており、また多くの研究もされている最新の治療法である、インビザライン矯正治療の流れをご説明いたします。

カウンセリング

まずは、歯科医院でのカウンセリングを受けます。その際に治療に対して不安や疑問に思っていることなどを、医師に詳しく話すようにしましょう。カウンセリングの時間は30分〜1時間ほどの医院が多いです。カウンセリングでは、医師が口腔内の診察をおこない、口腔内の状況から、治療の流れや治療期間、費用など、患者さんにあった治療方法を提案してくれます。医院によっては希望される場合、カウンセリングの段階で口腔内スキャナーで歯型データを取り、治療前と治療後の大まかな予測も一緒に確認することができます。なお、未成年の方は保護者の方の同伴が必要です。また、医院によってはカウンセリングが有料なところもあるため、カウンセリングの予約をするときに、事前に確認をするようにしましょう。

精密検査

口腔内の写真やレントゲン撮影、CT撮影などをおこない、口腔中の詳しい情報を集めます。これらの検査結果を基にして、患者さん一人一人に合わせた治療計画を立案します。また、この時に必要な歯のクリニーングをおこない、虫歯や歯周病がある場合は、先に治療をおこないます。さらに治療のために抜歯が必要な場合も、この時におこないます。

インビザライン用の歯型をとる

インビザライン用のマウスピース「アライナー」を作製するために歯型をとります。その際に口腔内3Dスキャニング「iTero」や、インビザライン専用のスキャイニング機器「iTero element」を使用することで、より精密な歯型データができるため、精度の高いアライナーが作製できます。スキャンした歯型のデータは、その場で確認できます。確認したデータは、すぐにアメリカのアライン・テクノロジー社に送り、アライナーを発注します。アライナーは約1ヶ月〜1ヶ月半程度で届きます。

インビザライン矯正シミュレーション

発注したアライナーが届くまでに、インビザラインによってどのように歯が動いていくのかを、クリンチェック・シミュレーションで確認します。そして、アライナー発注時に送った口腔内の写真や、レントゲン、iTeroスキャニングの口腔内データを基にした、3Dシミュレーション画像がアライン・テクノロジー社から届いてから、この3Dシミュレーション画像を基に、医師が治療を計画します。その際に患者さんも一緒にシミュレーション画像を確認することができるため、治療後にどのような歯並びになるかを事前に確認することができます。この画像を担当医師と一緒に確認しながら、治療計画を作成します。

インビザライン治療の開始

治療が終わるまでに使用する数十枚のアライナーが完成したら、治療が始まります。まずは1枚目のアライナーを用いて、装着方法や外し方を練習し、さらに注意事項についての説明を受けます。次の検診までに装着予定のアライナーも、この時に渡されます。1枚を1日20時間以上装着し、2週間ずつ使用して、2週間使用した後、ご自身で次の段階のアライナーに交換します。うまく装着できているかなどは、通院の際にチェックしてもらうことが必要です。通院は1か月に1度、もしくは2か月に1度など歯科医院によって頻度が異なります。

アタッチメントの装着

患者さんによっては、矯正の途中からアタッチメントを装着する場合があります。アタッチメントとは、歯の表面につける突起した装置のことです。これは、ブラケット矯正治療で使用していたブラケットに比べ、艶やかで舌や粘膜を傷つけることはありません。また、色も歯に近い色を使用するため目立ちにくいです。アタッチメントは装着するタイミングや数は、患者さんによって異なり、場合によっては装着しないこともあります。アタッチメントは治療終了時に外します。

保定期間

1年半から2年半ほどで、すべてのアライナーの装着が終わります。それから、動いた歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」をしないように保定装置(リテーナー)を装着する保定期間に入ります。一般的に保定期間は、矯正期間と同じくらいの期間が必要といわれているため、1年半から2年半ほどみておきましょう。リテーナーを装着する保定期間中は、2ヶ月~半年ごとに通院して、噛み合わせや歯の経過を観察します。

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